うだつの上がらないエッセイ集(2)

思いつきで気楽に更新します。基本的に一話完結なので、お好きなページをご覧いただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

凡才の足掻き

公開日時: 2022年12月21日(水) 05:10
文字数:343

 特別な人になりたいという強欲に、取り憑かれてきました。

 私の中のいくつかの声は、そんなの違うと言っています。


「私なんて平凡なやつだよ。そんな恐れ多い夢、見ない方がいいよ」

「自分だけ特別になりたいだなんておこがましい。みんな特別な存在です、違いますか。私だけが特別だったら、他の人は特別じゃないということになるじゃないですか。そんなの差別です」


 そうですね。私なんて平凡だし、突出することといえばマイナス面ばかり。


 今は特別になりたい欲はだいぶ消えています。取り憑かれていたのでしょうか。それとも消えたと思っているだけで、何かキッカケがあればまた再燃するのか。傍目にはまだ取り憑かれているのか。


 急に何かに取り憑かれてしまって、後になるとそのときの気持ちがよく分からない、なんてこともありますね。




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