神々之黄昏

R指定のラグナロク
やほ
やほ

第15話 職能

公開日時: 2020年9月1日(火) 21:22
文字数:3,102

15 職能


修練場に戻った僕らは直ぐにお風呂へ行った


今日はマリスとミゼル、それにヴァニラとライカの専属メイドも合わせ20人以上でお風呂に入る


僕もドップリ疲れていて周りを全裸の超絶ケモミミ美女に囲まれているのに股間は無反応だった


訓練の方が体力は使っている筈なのに、実戦の消耗の激しさも学ぶ事が出来たな


今日の薬ゆは泡泡だ、薄いピンクの湯に泡まみれの美女達が燥ぎ遊んでいる


僕は体を洗われた後湯に仰向けに漂い、マリスとミゼルに全身を揉み解されリラックスしていた


「どうだ今日の入浴剤はベヒーモスの魔石だぞー、力が漲り元気が湧いて来るだろう?今日採れたての赤魔石を全員に大盤振る舞いだーはははははー」


何やら気になる事をヴァニラが自慢している


「え?魔石を入浴剤にってどう言う事?」


「ん?ああ今日採れたベヒーモスの魔石を早速使ったんだよ、ルーシーももう回復したろ?」

「御主人様、ルシエル御嬢様は通常の魔石の使用方法をご存知ないかと思われます、そこから説明致しますね」


「あ、そうか、頼む」


「はい、ルシエル御嬢様、魔石というものはエネルギーの塊である事は説明しましたが、その用途はまだでしたね、通常魔石はエネルギー厳としての活用が一般的です、電気などのエネルギー源を必要とする装置等も魔石での代用が可能で非常に効率的長寿命である為高値で取引されます」


「魔石って売れるんだ?」


「はい、本日採れた魔石で言うと、最初に倒したゴブリンの魔石1つでも売れば1月は生活出来るでしょう、エネルギー源としても地球で言えば人口10000人程度の町の電気をゴブリンの魔石1つでまる2日は賄えるのです」


「ええ⁉︎そんなに⁉︎じゃじゃあ今日1番大きかったベヒーモスの魔石なら⁉︎」


「少なくとも地球で使用される全エネルギーの1年分になったでしょう」


「そ、そんなに⁉︎そんなものを入浴剤に…それも泡風呂にしちゃうなんて。何回くらい使えるの?」


「1回ですが?」


「かっ…」


僕は言葉が出なかった


「何だ何だルーシー、気持ち良すぎて言葉も出ないかー?そうだろうそうだろう、この湯の効能は体力回復、即効性治癒効果、美肌の若返りにも効果があるんだ、楽しくなって来るだろう、ふふふっ」


「それだけではありませんわ」

「そうですねー隊長の目的は精力向上効果でしょー」


「ば、バカタレそれを今言う奴があるか」


「せ…精力…まさか…昨日お預けを喰らったから今日それを取り戻そうと?」


顔を赤くして小さくなるヴァニラ


「今日はルシエルちゃんと隊長の仲を邪魔しちゃいけないですねーうふふ」


「もう」


(もう、じゃねえ!何考えてんだコイツ、もしかして今日1日そればっか考えてたんじゃないか?いやきっとそうだ、ベヒーモスを見つけた時真っ先に飛び出したし、倒した後も魔石を採った事を嬉しそうにしてた、頭ん中エロエロしか無かったんだ…)


「しょうがない…昨日は僕の実力不足が原因だもん…今日は魔石を無駄にしない様に頑張るよ」

なんか力が抜けたな、ヴァニラは凄く嬉しそうに燥いでる



それから僕等は2時間くらいたっぷり湯を味わった、僕等が出ると次の美女グループが入って行く


「流石に贅沢だからな、全員で湯を味わうんだよ」


ヴァニラが教えてくれた、かなりの大人数だったがいったいここの使用人は何人くらい居るんだろう



お風呂を上がるとヴァニラの部屋のリビングには夜食が用意されていた


勿論肉だ、勿論何の肉かは分からない、絶品ステーキをこれでもかというくらいに平らげた軽く朝食の倍は食べた筈だが苦しさもない、寧ろ更に元気が湧いて来る、ホントどうなってんだか


そして食事中の会話は僕の戦闘の振り返りだった、反省会だね


「ルシエル御嬢様は今日の戦闘でどう戦ってゆきたいか、それについて今何が足りていないか等ありますか?」


「うーん、やっぱりサポート無しでも戦える実力は付けるべきだよねー、焦って尻込みしちゃうのもダメだった、度胸も付けなきゃ…、戦い方かー、魔法も使ってみたいけど今日のライカみたく出来そうにないなー」


「ルシエル御嬢様、御主人様やライカ御嬢様を御参考になさるべきではありません今日見たモノは天災にでもあったと思い今はお忘れ下さい」


「あー何よーそれ褒めてんのー?もー」


「ライカ御嬢様は超々天才なので」


「ふへへぇ」


何てちょろさだ、まあ本当に天災級だった、そうだなー


「何か好きなスタイルが見つかる迄オールラウンダーを目指そうかなー、格闘もどんな武器も使えて魔法も使える。一通りやって長所が出来たらそこをのばして5いこうかな」


「じっくり強くなりたいと言う事ですわね、私もその姿勢好きですわ」


「んじゃ此れまで通り指南役はマーガレットで良いな、魔法はもう1人紹介しよう」

「え、隊長、もしかして…」

「ああ、エスメラルダを呼ぼう」

「ええー⁉︎」


不満そうにするライカ

「ライカはその人苦手なの?」


「エスメラルダはライカと私の魔法の師匠何だ、ライカでは感覚的過ぎて先生には向いてないからな、エスメラルダが適任だろ、どうせ暇してるだろうしな」


「エスメラルダ様に会えるなんて光栄ですわ、ルシエル御嬢様、エスメラルダ様はこの宇宙で1番の賢者様なのです、かつて神の右腕として直接神々の世界にも行き来していた程の人物なのですよ」


「シショーが来るなら気が抜けないなー、ぶつぶつ…」


どんな人何だろ




食後はヴァニラとヤル前にもう一度1人で風呂に入り精力を上げたいたいと言ってベヒーモス湯に浸かった、ヴァニラは鼻息荒く嬉しそうに歯磨きし出してたが僕の目的は別にある


(『アル、答えてくれアル』)


『はい、どうしましたー?我が天使よ』


そう、アルティミアとゆっくり相談して能力向上をはかりたかったのだ


(『今日結構戦ったしアルも力を回復出来たんじゃないかと思ってさ、どうだ?成長進んだ?』)


僕もLv25になってるし出来る事も増えてる筈だ、なんかまた喋り方変わってるし


『ええ、今の体は人間だと17歳くらいの見た目ね、あ、ジョブ設定も簡単なものなら出来そうよ』


(『おお、それは朗報だ、その前に考えてた事があるんだ、この世界の事を知って色々と設定出来ないか?ってな』)


そう、最初設定資料を考えた時、魔法や魔力も知らなかった、でも今はこの世界との関わり方も少し学べた

そこでアルティミアに設定出来ないか相談してみた

僕はSEXによってLvUP出来る

訓練でステータスも鍛え上げる事が出来る

スキルポイントだけが少量しか得られない

ならばと言う事で

LvUPはSEXに絞り

モンスターを倒す事でスキルポイントを得られる様に絞り

強化を役割分担し効率的にしようと考えた


『設定なら大丈夫よ、私に還元されるエーテルには影響無いし』


(『よし、なら頼む、ジョブは魔法使いで』)


『はい、出来たわよー』


(『え?もう?』)


『だって私神だし、設定だけだし、あなたが今直ぐ強くなったわけでも無いし』


(『そうか…』)


鑑定で見るとジョブではなく


職能・ファイター


となっていた、これはジョブに至る前のクラスの前段階だな、昔大人気だったMMORPGとそっくりな設定でジョブツリーを設定すれば失敗も避けられるかな…多分


因みに設定しようとして出来なかった事もある


取得経験値UP

取得ジョブポイントUP

取得スキルポイントUP


などのエネルギーの増加に関するスキルだ、流石にそこはゲームと違ってエネルギー量が変わる事は無いからな、アルティミアが僕に贈るエネルギー量を増やしてくれる筈も無かった



さて、LvUP設定は済んだ、明日どれ程Lvが上がっているか楽しみだ、今日はやってやってやりまくるぞ!


僕はベヒーモス湯の効果で漲る精力を溢れさせ寝室へ入った

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