魔法少女のアルビレオ

─私の幼馴染が〈世界を滅ぼす力〉を持ってた話─
射水航
射水航

第一章 究極の魔法

(前回のアルビレオ☆★)

公開日時: 2021年9月13日(月) 19:08
文字数:508

(時に、西暦2050年4月。

 私こと園寺チカイと幼馴染の船橋マリナは、国連特務機関〈ANNA〉の魔法使い・深川ナツミ1佐と出会いました。

 マリナは遺伝子に〈世界を滅ぼす究極の魔法〉を受け継いでおり、悪の魔法テロ組織〈ネオ・バプテスト〉に狙われているというナツミ1佐。

 これまで五年間、陰ながらマリナを守ってきたというナツミ1佐は、マリナが敵の手に渡る確率を少しでも低くするため、マリナに魔法使いとなって自衛手段を持つよう求めてきました。

 狙われている身として責任を感じ、要求を呑んだマリナ。そんなマリナを一人で行かせたくなくて、私も一緒に魔法使いになることを決意します)

 

(こうしてナツミ教官の教え子となった私たちは、教官と一緒に初めての現場へ出ます。

 ある大学で学生運動を装い、カタギの手下を集めていたネオ・バプテストの魔法使い、内田ジュン。私たちは組織の情報を吐き出させるべく奴の根城へ乗り込み、そこで初めての実戦を経験します。

 二人で力を合わせた私とマリナは、みごと内田を撃破! 初めての実戦に勝利します。

 ANNAの魔法使いとして幸先の良いスタートを切ったのでした)

 

(……それから一ヶ月後。

 時に、西暦2050年5月のこと……)

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