良くも悪くも、星の回転は止まらない

詩集です。各話がそれぞれ一つの作品となっております。気になったページをめくっていただけると嬉しいです。
月澄狸
月澄狸

縁もゆかりもない貴方に感謝!

公開日時: 2021年3月6日(土) 07:07
文字数:607

貴方が今生きて

そこにいてくれていることが

それだけで、すごく嬉しいです!

なぜかって?

今怖い夢見たとこなんですよ~


地球に次から次へと天変地異が訪れて

隕石は落ちるわ 山は噴火するわ

それで自分だけなぜか安全なとこにいて

気がついたら、あたり一面荒れ地みたいで

煙っていて

赤黒くて 建物も人影もなくて

一人ぼっちで

ただただ不安で


しかもその夢、

やたらと長く感じたんですよ


だから今ネットを見て

誰かが生きて動いているなって

感じられることが


車の音が聞こえ

家の明かりが見えることが


テレビの音や話し声が聞こえてくることが


やけに嬉しいってわけです


貴方も気が向いたら想像してみてください

人類が滅びて、

自分一人だけ生き残ったら って


海や洞窟、無人島で一人ぼっちとか

なんにもない暗闇とかでも可です


きっと心細くて 不安で不安で

仕方ないと思います


で、そんな時に人間に出会ったら?


きっと抱きつきたいくらい

嬉しいんじゃないですかね?


もしもその人が、

大っ嫌いなアイツだったとしても!



そういう怖い話見たり妄想したりした後って

ちょっぴり、優しい気持ちになりませんか?


ならなくっても、とりあえず感謝!


そこにいる貴方に

今日貴方を運んでくれた電車に

その電車の運転士さんに

運転士さんが飲んだ缶コーヒーに

缶コーヒーを売ってくれた自動販売機に


タクシーと、街路樹と、雲と、飛行機と、

山と、ビルと、公園と、看板と、

貴方の友達と、そのまた友達と、

その知り合いすべてに


安心感を、ありがとう!!



読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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