黒神探偵事務所~あなたの日常お守りします~

黒宮 真玖
黒宮 真玖

第4話 さみしそうな声 その1

公開日時: 2022年9月21日(水) 09:54
更新日時: 2022年9月21日(水) 11:49
文字数:1,263




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·····助けて·····助けて·····怖いよ·····1人は嫌だよォ·····



············································································



(凛音)『あれ、先輩、いないんだけど』


(凛音)『あの、華月さん、先輩は?』


(華月)『え?あー、詩音なら、屋上にでもいるでしょ』


(凛音)『分かりました』


(華月)『俺も、一応先輩なんだけどなぁ、笑』


華月がそう呟いた時にはもう、凛音はいなかった。


ここは学校、学校にも一応事務所を作った。


コンコン、チリンチリン


扉を叩く音と扉の鈴がなった


(華月)『はい、こちら、「黒神探偵事務所」です、ただいま、詩音がいないため、僕が内容を受けます』


(女子高校生)『いえ、黒神さんがいないなら、いいです、ありがとうございました。』



(華月)『え、そうですか、分かりました、詩音に伝えておきます·····』


(華月)『…ん?…君は確か…』






············································································



〘屋上〙


(凛音)『いたいた』


(凛音)『先輩、こんなとこで何してるんですか?』


(詩音)『ここから飛べば楽になるかなって…』


(凛音)『え…だ、だめです!』


(詩音)『噓噓、少し考え事をね』


(凛音)『もう!…この前の件ですか?』


(詩音)『あぁ、まぁな』


(詩音)『凛音、事務所に戻ろう』


(凛音)『はい!』



············································································


〘学校の事務所〙


(華月)『あ、そういえば、依頼来たんだけど、詩音がいないとわかった瞬間、いいですって言って帰ったぞ』


(詩音)『俺に?』


(華月)『うん、お前に』


(凛音)『·····』


(詩音)『どうした?』


(凛音)『別に』


(華月)『笑笑』


(華月)『あー、そういえば、依頼に来た子女子だったな』


(凛音)『ッッ·····』


(詩音)『女子?、俺に?なおさらわかんねぇ』


(凛音)『··········鈍感』


(詩音)『何か言った?』


(凛音)『何も言ってませんし、なんもありません』


(詩音)『???』


(華月)『笑笑』




············································································


次の日·····


〘学校の事務所〙



コンコン、チリンチリン


(女子高校生)『失礼します、昨日も来たんですけど、黒神さんいなくて、今日また来ました』


(凛音)『·····』


(詩音)『ようこそ、黒神探偵事務所へ』


(詩音)『で、依頼と内容は?』





············································································






続く·····

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