今日僕が足を踏み入れたのは、とある研究室。
「おや、ユーキさん。今日はどう言ったご要件で?」
「ちょっと茶を飲みに。」
「今日もアレ、やります?」
「1杯やります?みたいなノリで聞かないでくれ。ま、やるけど。」
「はい。」
狐のような目を釣り上げて、序章を謳う。
『これは昔々の出来事、とある可哀想な双子の話です____』
優しい声に体を委ねて、意識を手放した。
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